12/23に山村国際高等学校さんの理科実験室でビスマスの結晶づくりを体験していただきました。好奇心旺盛な20人の生徒さんが集まってくれました。
まずは、ビスマスの基礎的な知識について学んでいただきます。ビスマスの性質を知ってもらうのに次のようなことを体験していただきました。ビスマスの棒と同形状のスズの棒を用意し、生徒の皆さん全員に、それぞれの棒は折れるのか、それとも曲がるのか、を体験してもらいます。このようにして塑性について実際に体験して学んでいただきました。
続いて結晶づくりに入っていきます。結晶を作るにあたっての工程を一通り説明させていただいた後、ステンレス製カップにビスマスを必要量入れます。小さなステンレス製カップは見た目以上に非常に重たくなるので溶かし込み前に、ビスマスを入れたステンレス製カップを持って重さを感じてもらい、結晶づくりの工程を先にイメージしていただきます。
ここからは、写真付きで結晶づくりの実験の様子を御覧ください。
1)ステンレス製カップにビスマスを入れ、ガスバーナーで溶かすところです。
2)溶けてきたら、ビスマスの性質を学んでもらう体験パート2がはじまります。液体状になった金属に電気を通して電子オルゴールは鳴るのか?を実験してもらいます。・・・このブログを御覧いただいている皆さんは鳴ると思いますか?それとも鳴らないと思いますか?
3)結晶づくりの続きに戻ります。ステンレス製カップを断熱材の上に移動させたら、結晶ができるタイミングを待ちます。そうすると、こんな綺麗な結晶ができていました。
おおっ!もう最高の出来栄えじゃないですか!!(ひょっとして私の教え方が良かったのかな)こんなに美しい結晶を作った方は・・・・
4)山村国際高等学校の先生でした。結晶も笑顔も最高、素敵です。
5)もちろん、生徒さんも綺麗な結晶をたくさん作ってくださいました。大成功です。
ビスマスの結晶の実験を出前授業で体験していただくことができます。埼玉県下の高等学校に限らせて頂いています。詳しくは高純度化学研究所の担当までお問合せください。
八尾 優
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