11月8日は X線発見の日

1895年11月8日、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(1845~1923)は、陰極線(電子線)の研究中に放電管から少し離れて置かれていた蛍光紙が発光していることに気づきました。

ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン
Nobel foundationによる”Wilhelm Conrad Röntgen” ライセンスはPD
(出典:WIKIMEDIA COMMONS)

 

そして、目には見えない光りのような何かが放電管から出ていることを発見し、謎の光線であることから『X線』と名付けました。

 

レントゲンの妻の左手のX線写真(指輪も映っています)
Hand with Rings” ライセンスはPD (出典:WIKIMEDIA COMMONS)

この歴史的な発見によって、レントゲンは1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞しました。

今では、病気を診断する際の医療用X線として、そして、物質の構造解析や内部を観察するための工業用X線として、私たちの生活はX線の利用で支えられているのです。

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