プラセオジム(Pr)-分かたれた「双子」の元素
プラセオジム(59Pr)の単体は銀白色の金属(25℃での密度6.8g/㎤,融点931℃,沸点3512℃)です。スウェーデンの化学者C.モサンデルは,プラセオジムとネオジム(60Nd)を新元素と考え,その性質がランタン([…]
もっと読むプラセオジム(59Pr)の単体は銀白色の金属(25℃での密度6.8g/㎤,融点931℃,沸点3512℃)です。スウェーデンの化学者C.モサンデルは,プラセオジムとネオジム(60Nd)を新元素と考え,その性質がランタン([…]
もっと読むガドリニウムの原子番号は64で,ランタノイド系列の中央に位置します。ガドリニウムの単体は銀白色の金属(25℃での密度7.9g/㎤,融点1313℃,沸点3266℃)で,水にゆっくりと溶け,酸には容易に溶けます。安定な原子[…]
もっと読む19世紀半ばに開発された分光法は分離技術を刷新し,19世紀後半から20世紀初頭にかけて新元素の発見が続きました。ホルミウム(67Ho)とツリウム(69Tm)は,共にスウェーデンの化学者P.クレーベによって発見されました[…]
もっと読む天然に存在する酸素には3種類の同位体(16O,17O,18O)があります。水の分子1個に含まれる水素原子の組合せ方には,三重水素(3H)を除くと1H1H,1H2H,2H2Hの3通りがあるので,水の分子には全部で9種類の[…]
もっと読む酸素の二回目は,酸素の発見に関連して,C.シェーレ(1742~1786)とJ.プリーストリ(1733~1804)の生涯を中心にご紹介します。 戯曲になった酸素発見 ブルガリアの化学者C.ジェラッシ,1981年のノーベル[…]
もっと読む酸素は,地殻の約半分,大気の約5分の1を占める元素です。大気中の酸素は植物の光合成によって蓄えられてきたものです。今回と次回は,気体の酸素が発見されるまでの歴史,発見の歴史の二回に分けてご紹介します。 地球に酸素をもた[…]
もっと読むサマリウムは,1879年にフランスの化学者P.ボアボードランによってサマルスキー石から新元素として発見されました。その鉱物の名はロシアの軍人V.サマルスキー=ビホヴェッツに由来し,サマリウムは人名に基づく元素名の最初の[…]
もっと読むスカンジウム(21Sc),ガリウム(31Ga),ゲルマニウム(32Ge)は,かつてD.メンデレーエフがそれぞれエカホウ素(Eb),エカアルミニウム(Ea),エカケイ素(Es)と予言した元素で,いずれも元素の発見者の母国[…]
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