炭素(C)~石炭と産業近代化の曙
炭素の単体には、古代から知られていたグラファイト(石墨)、ダイヤモンド、無定形炭素と共に、1985年に発見されたフラーレンC60があります。ここでは、石炭を我が国の産業近代化と関連付けて取り上げます。 石炭の種類と用途 […]
もっと読む炭素の単体には、古代から知られていたグラファイト(石墨)、ダイヤモンド、無定形炭素と共に、1985年に発見されたフラーレンC60があります。ここでは、石炭を我が国の産業近代化と関連付けて取り上げます。 石炭の種類と用途 […]
もっと読むモリブデンは、合金鋼への添加元素、白熱電球のフィラメントなどの補助部材、高融点・高強度の構造材などとして使われています。しかし資源量は比較的少なく、産出量の首位は中国で年間約10万㌧(世界の約4割)、これに北米と南米の国[…]
もっと読む古代には輝安鉱そのものが「アンチモン」と呼ばれ、その黒色粉末が眼の隈取り、眉毛や睫毛まつげの染色などに使われました。アンチモンの単体は、光沢を有し硬くて脆い銀白色の金属で、活字合金の成分としても知られています。 アンチモ[…]
もっと読む身近な金属ニッケル。その名は伝説上の悪魔に因みます。一方、日本で知られたニッケル鉱山に近い京都府北部の大江山は、鬼退治伝説の地でもあります。それぞれどんな歴史があるのでしょうか。 悪魔が役立たずにした石 古くからドイツで[…]
もっと読むステンレス鋼は鉄・クロム・ニッケルの合金で、耐食性に優れることからフォーク、ナイフなどの食器類、牛乳輸送用のタンク、台所用シンク、調理器具、飲料容器などに使われています。さらには建材、彫刻、車両、耐薬品性の容器や管など、[…]
もっと読むリチウムは、窯業材料、薬から電池まで幅広く使用されています。現在、リチウムの需要の約3割は様々な電気製品の電池で、車載用としても重要な役割と将来性を担っています。 リチウムの発見と広がる用途 1800年、ストックホル[…]
もっと読む19世紀に実用化された白熱電球は、それまでのろうそく、石油ランプ、ガス灯より明るく安全で、改良を重ねながら世界を席巻しました。白熱電球がLED照明具に置き換わろうとしている今日、いつかはその役目を終えるのかもしれません。[…]
もっと読む草創期の理化学研究所で、農学者の鈴木梅太郎、物理学者の長岡半太郎とともに「理研の三太郎」と並び称された冶金学者の本多光太郎は、永久磁石のKS鋼を発明し「鋼鉄の父」とも呼ばれます。彼が遺した言葉から、その人となりをご紹介し[…]
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