炭素(C)-ダイヤモンド合成の歴史
永遠の輝きと無比の硬度を誇るダイヤモンドが炭素の同素体に過ぎないことが分かると,化学者にとってその合成が挑戦の対象になりました。今回は,ダイヤモンド合成の歴史についてご紹介します。 合成の黎明期 ダイヤモンドの本質が明ら[…]
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永遠の輝きと無比の硬度を誇るダイヤモンドが炭素の同素体に過ぎないことが分かると,化学者にとってその合成が挑戦の対象になりました。今回は,ダイヤモンド合成の歴史についてご紹介します。 合成の黎明期 ダイヤモンドの本質が明ら[…]
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錬れん鉄は炭素を0.02~0.2%含み,鍛たん鉄とも呼ばれます。19世紀半ばにはイギリスのH.ベッセマーが発明した転炉製鋼法で鋼の大量生産が始まりましたが,錬鉄は,鋼の量産化以前においてある程度の量産ができ,炭素量が多[…]
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ストロンチウムは原子番号38,アルカリ土類金属の一つで,その単体は軽い銀白色の金属です。今回はストロンチウムについてご紹介します。 「妖精が住む丘の端」の村で見付かった石 ストロンチウムの発見は,スコットランド南部の小村[…]
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鉛筆は黒芯鉛筆と色芯鉛筆(色鉛筆)に大別されます。黒芯の原料は黒鉛と粘土の合剤,色芯の原料は顔料・粘土類・蠟石ろうせきです。今回は黒鉛と鉛筆についてご紹介します。 鉛筆の始まりと改良 絵や文字の筆記の歴史は筆記具の歴史[…]
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ハロゲン化銀を感光剤とする白黒の銀塩写真では,フィルムを露光後に現像してネガ(陰画)を得ます(フィルム現像)。次に,そのネガを原画として印画紙を露光し,現像してポジ(陽画)を得ます(印画紙現像)。今回は銀塩写真と共に関[…]
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雷酸らいさん(HONC)は1824年にドイツの有機化学者J.リービッヒによって発見され,その翌年にシアン酸(HOCN)がF.ヴェーラーによって発見されました。窒素原子を含むこの二つの化合物は異性体という概念の端緒となり,[…]
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1898年のラジウム(88Ra)の発見に続く1899年,P.キュリーとM.キュリーは,ラジウム化合物の近くに置いた物質が「誘起されて」放射能を得ることを見出し,それは数日間にわたって観測されました。この現象はラドン(86[…]
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ネオン(10Ne)は1898年にイギリスの化学者W.ラムゼーとM.トラバーズによって発見されました。当時はヘリウムとアルゴンが発見され,周期律から原子量20の気体の存在が確実視されていました。ネオンは,ラムゼーが液体空気[…]
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