ヘリウム(He)-太陽コロナに見出された小さな分子
今回から稀ガス元素を順にご紹介します。ヘリウムは稀ガス元素の一つで単原子分子です。宇宙全体では水素に次いで多い元素(質量の27%)ですが,地球大気には体積で約0.0005%しか含まれていません。化学的に不活性で,水素に[…]
もっと読む今回から稀ガス元素を順にご紹介します。ヘリウムは稀ガス元素の一つで単原子分子です。宇宙全体では水素に次いで多い元素(質量の27%)ですが,地球大気には体積で約0.0005%しか含まれていません。化学的に不活性で,水素に[…]
もっと読むレントゲニウム(roentgenium)とコペルニシウム(copernicium)は,それぞれ原子番号111,112の元素で,いずれも放射性です。今回は,元素名のもとになったW.レントゲン(1845~1923)とN.コペ[…]
もっと読むダームスタチウム(110Ds)は超アクチノイド元素の一つです。1980年代初頭から1990年代初頭にかけて,ドイツの研究グループは,コールド・フュージョン(cold fusion)という核融合反応によって107番から11[…]
もっと読む新元素の名称についてIUPAC(国際純正・応用化学連合)の2002年勧告では,伝統に合致するよう,神話上の概念や登場人物(天体を含む),鉱物及び類似物質,場所や地域,元素の性質,科学者をもとにすることとされました。 マイ[…]
もっと読む銅の単体は特徴的な赤みの色で,「あかがね」は,中世に京都の銅座が壬生みぶ家に納めた雑税(役銭やくせん)の「銅あかがね公事くじ」,近世以降に足尾銅山の銅を運搬するのに使われた街道(群馬県伊勢崎市~栃木県日光市足尾)の「銅[…]
もっと読む銀を用いる神経組織の染色法に「鍍銀とぎん法」があり,種々の改良法や変法が考案されて神経組織学の発展を促しました。鍍銀法はまた,現在の医学では診断にも役立てられています。 生体組織標本の染色 生体組織を光学顕微鏡で観察す[…]
もっと読む金箔や金粉は,食品に用いても味を変えず,ほぼ無害なことから,見栄えよく華やかにするための装飾や着色のほかに,飲料などにも入れられます。今回は,金及びその化合物が関節リウマチの治療に用いられた歴史についてです。 結核菌の[…]
もっと読むボーリウム(bohrium)は原子番号107の元素で,人工の放射性元素です。その名前には,デンマークの理論物理学者N.ボーア(1885~1962)に因んで当初「ニールスボーリウム」が提案されましたが,「ボーリウム」とし[…]
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